日本中央競馬会の競馬場は全国に10個あります。その10個は札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉で、京都は西日本エリアの中心的な競馬場の役割を阪神競馬場とともに担っているのです。
京都競馬場で競馬が開催される時期は、概ね1月から2月20日過ぎまでで2開催、そして4月末から1開催、そして秋には10月、11月の2開催といったイメージです。
何年かに一度、競馬場ごとに改修工事等が行われることがあり、その場合は大幅に開催日程が変わりますが、そういったことがなければ概ねこのようなスケジュールで開催が行われます。
京都競馬場の最寄駅は京阪電車淀駅になります。大阪方面からですと、淀屋橋から50分程度電車に乗ると行くことが出来ます。
京都競馬場は、年に何度かＧ1レースが開催されます。
4月の末頃には芝の3200メートルで争われる天皇賞があります。
このレースは3200メートルという長丁場の戦いで、ここを勝ってこれまで多くの名ステイヤーが誕生しました。
また、秋には牝馬3歳の秋華賞が10月に行われます。
このレースは芝の内回り2000メートルで争われるため、コース形態的に最後の直線が短いために、何度か番狂わせの結果に終わったこともあります。
また、秋の名物レースとしては3歳クラシックの最後の戦いである菊花賞が10月の秋華賞の翌週に行われます。
この時期の3歳馬には過酷な3000メートルの芝で行われ、春のクラシックである皐月賞、ダービーを勝った馬と夏場に成長して来た馬との戦いも見所のレースです。
その他、秋のＧ１レースとしては11月に開催されるエリザベス女王杯とマイルチャンピオンシップもあります。
京都競馬場のレースの特徴には、同じ関西エリアにある阪神競馬場と決定的に違う点があります。
京都競馬場は最後の直線がフラットなコース形態のため、ゴール前に急坂のある阪神競馬場と違って先行馬の活躍が目立つのです。
この傾向は特にダート戦で顕著に見られ、開催日によっては4コーナーをまわった順位そのままの状態でゴールインするレースが頻発することもあります。
そういった傾向にいち早くつかんで馬券検討をすると、その日は馬券で大きく勝つ可能性もあります。
また、ダートの1400メートル戦は、2コーナー奥からのスタートで、スタート後しばらくは芝コースを横切って走るコース形態のため、必然的に外枠の馬が芝の上を走る距離が長くなる関係で、外枠馬が有利な傾向にあります。